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大学生のうちに司法書士資格を取得するメリット.・デメリットについて解説!

公開日:2023/02/15  最終更新日:2022/12/20

司法書士資格は、国家資格の中でも非常に難易度の高い資格の一つといわれています。大学生のうちに資格を取ることは可能なのか、どんなメリットやデメリットがあるのかが気になる人もいるでしょう。この記事では、大学生のうちに司法書士資格を取得するメリット・デメリットについて、大学生活と試験勉強を両立させるポイントを解説します。

大学生のうちに司法書士資格を取得するメリット

まずは、大学生のうちに司法書士資格を取得するメリットについて4つ解説します。

自由に使える時間が多く、記憶力も高いので短期合格を目指せる

司法書士試験は合格率わずか4%というかなり難易度の高い試験です。そのため、一般的に司法書士試験に合格するには、約3,000時間程度の勉強時間が必要といわれています。受験科目は11科目もあり出題範囲も広いという特徴があるので、毎日コツコツと勉強時間を確保することが合格への近道です。この時間の確保という点で、大学生はすでに就職しているフルタイム勤務の社会人に比べると非常に有利といえます。

また、若さゆえに記憶力もよいので、幅広い知識を定着させるという点でも有利といえるでしょう。司法書士は、試験に合格するまで数年かかることもめずらしくないといわれますが、大学生の特権である自由時間の多さと記憶力の高さをうまくいかせれば、比較的短期間での合格が可能になります。

司法書士業界への就職がスムーズ

司法書士事務所では、年齢を問わず司法書士の求人が出ていることが多いという特徴があります。そのため、司法書士資格を所有していれば、司法書士業界への就職がスムーズになります。

卒業後の選択肢が広がる

司法書士資格を取得すれば、大学卒業後の選択肢も広がります。たとえば、司法書士試験で身につけた不動産登記法などの知識は、司法書士事務所だけではなく、弁護士事務所や金融、不動産業界でも役立つので、これらの業界への就職も選択肢の一つにできます。

また、企業の法務部に就職し、司法書士としての知識をいかして働くこともじゅうぶんに可能です。さらに、近年では転職もめずらしくなくなりましたが、司法書士資格は転職の際のアピールポイントとしても有効に使えるはずです。

早めに独立開業できる

時間を有効活用できる大学生のうちに司法書士資格を取り、早めに司法書士業界で実務経験を積んでいけば、20代後半や30代前半などの早いうちに独立開業することも不可能ではありません。将来的には独立して事務所を持ちたい人にとっては、大学生のうちに資格を取るのは大きなメリットといえます。

大学生のうちに司法書士資格を取得するデメリット

それではここからは、大学生のうちに司法書士資格を取得するデメリットを2つ解説します。

試験勉強に多くの時間がかかる

大きなデメリットが試験勉強に時間がかかりすぎることです。先述したように司法書士試験は非常に難易度が高いため、一般的に約3,000時間という膨大な勉強時間が必要になります。なかには効率よく学習することで、約2,000時間前後の勉強時間で合格する人もいますが、それでも1日約4時間の勉強を週6日、1年半程度続けることが合格の最低ラインになるので、かなり厳しい条件といえます。

大学生はフルタイム勤務の社会人に比べるとたしかに自由時間は多くとるでしょう。しかし、大学での学業と両立できなければ本末転倒になりかねず、効率よく勉強しなければ在学中に合格できない可能性もあるので注意が必要です。

一般企業に就職したい場合、法務部以外ではアピールできない

また、一般企業への就職を希望する場合、法務部以外では、時間をかけて取った難しい資格をあまりアピールできないことがデメリットとしてあげられます。

なぜなら、一般企業への就活でアピールするなら、簿記、宅建士、FP、TOEICなどの方が役に立つ傾向があるからです。そのうえ、これらの資格は司法書士資格よりは短期間で取得しやすいといえるので、一般企業への就職を希望するならこれらの資格を取るほうがおすすめです。

大学生活と司法書士試験対策を両立させるためには?

このように、大学生にとってはメリットもデメリットもある司法書士試験ですが、もし本気で合格を目指すなら大学生活と試験対策を両立させることが大切です。ここからは、大学生活と司法書士試験対策を両立させるポイントを3つ解説します。

予備校に通って勉強する

合格率約4%という難関試験に合格するためには、予備校に通って勉強するのがおすすめです。なぜなら、試験科目が多く幅広い知識が必要とされる司法書士試験の勉強を独学で進めるのは非常に難しく、自己流で取り組んでいては在学中に合格できなくなるかもしれないからです。

その点、予備校では試験の合格に向けて無駄のないカリキュラムを組んでくれるため、効率よく勉強できるというメリットがあります。

計画的に勉強時間を確保する

司法書士試験に合格するためには、計画的に勉強時間を確保することが大切です。自由になる時間が比較的多い大学生ですが、気が向いたら勉強するというスタンスだと合格は望めません。学業やサークル活動、アルバイトなどの予定と合わせて、勉強時間もしっかりとスケジュールに組みこむことが合格への近道といえます。

勉強を始めるのは長期休暇がおすすめ

試験勉強を着実に進めていくには、始めのうちにしっかりと時間を確保して勉強を軌道にのせていく必要があります。大学生には春休みや夏休みなどの長期休暇があるので、自由に使える時間がまとまって取れるこれらの期間に勉強を開始すれば、よいスタートを切りやすいでしょう。

まとめ

司法書士試験は非常に難易度が高いため、合格するには勉強時間を確保することと効率的に勉強することがキーポイントになります。この記事では、大学生のうちに司法書士資格を取得するメリットとデメリットについて、また、大学生活と試験勉強を両立させるためのポイントについて解説しました。司法書士資格に興味を持っている学生さんの参考になれば幸いです。

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