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司法書士試験に受かるために必要な勉強時間はどれくらい?

公開日:2021/08/01  最終更新日:2021/08/18

司法書士になるためには、司法書士試験に合格しなければなりません。司法書士試験を合格するためには、どれくらい勉強を行なえばよいのでしょうか?短期合格を目指すために、効率のよい勉強方法があれば知っておきたいですよね。今回は、司法書士試験を受験するまでの具体的な流れと、受かるために必要な勉強時間について解説します。

司法書士試験の具体的な流れ

最初に司法書士試験を受験するまでの具体的な流れを見ていきましょう。

司法試験が行われる日程

司法試験は年に1度全国の指定された会場で行われています。試験は一次試験の筆記を合格すると、二次試験の口述試験に進みます。年に1度しか試験はないため、その日に合わせて勉強や体調は万全に整えておきましょう。

受験資格

司法書士試験は年齢、学歴、性別に関係なく誰でも受験できます。受験生がたとえ中学生や高校生であっても試験に挑戦できます。合格するまでは何度でも受験でき、受験回数に制限はありません。

受験料

受験料は8,000円、現金ではなく収入印紙で準備しなければいけないので注意しておきましょう。

受験申請は、4月中旬頃から直接法務局や地方法務局の窓口で入手できます。窓口に出向くことが難しい場合には郵送も可能です。出願期間は例年5月中旬から下旬です。

筆記試験は例年7月の第1日曜日または第2日曜日に実施、午前の部、午後の部にわかれ1日かけて全部で11科目から問題が出題されます。8月には試験問題の解答および基準点の発表、9月下旬~10月上旬にかけて筆記試験の合格発表があります。この筆記試験に合格した方のみ10月中旬の口述試験を受験できます。

最終合格発表は例年10月下旬頃~11月上旬頃に行われます。合格者は受験番号、指名が法務局に掲示されます。また、法務省のホームページでも受験番号で合否を確認できます

司法書士試験に受かるために必要な勉強時間

司法書士試験に受かるために必要な勉強時間は合格までに約3,000~8,000時間、期間にすると2~3年勉強時間が必要といわれています。

この時間を見て気づくことは司法試験に受かるためには果てしない勉強時間が必要なこと、勉強時間は個人的に差があることでしょう。ただし、勉強をこれだけやったからよいというわけではなく、重要なのはその中身です。

受験する回数が3回以上になると極端に合格率が下がるというデーターも出ており、勉強時間をどんなに費やしても合格ができない場合には、学習方法そのものが間違っている場合もあります。大手の予備校などでは、およそ2年かけて講座を勉強し合格を目指すのが一般的です。

たとえば、17時間勉強を行えば2年間で約5,000時間勉強に費やすことができます。司法書士試験が2~3年で合格できたら、自身の勉強方法は間違っていないといえるでしょう。反対に勉強を5年以上毎日続けていても合格できない場合は、一度学習方法を見直す必要があるでしょう。

司法書士試験の短期合格を目指すためには?

ここからは司法書士試験で短期合格を目指すためのコツを紹介します。

目標を持つ

司法書士試験を短期合格できる人は目標をしっかり立てていることが多いでしょう。「絶対今年に合格する」という強い気持ちと心構えを持っています。

このようなことをいうと「試験勉強をしているのだから誰もがそう思っている」と思う方もいるでしょう。しかし、実際には強い意思を持って目標に立ち向かっている方は以外と少ないのです。「今年がもしダメだったら来年がある」などと、どこかで逃げ道を探してしまう人もいるでしょう。

短期合格できる人は「今年司法書士試験に落ちたら諦める、次はない」と自分を追い込み、全力で目標をかなえようと努力をします。現実的に合格が難しい場合であっても、「絶対に合格する」という強い気持ちと目標を持つことが大切です。

同じ教材を何度も使い反復練習する

試験勉強を行うときには教材を使用しますが、たくさんの教材に手を出してしまうのはあまりおすすめしません。教材はできるだけ同じものを使用し過去問、基本書、テキスト、問題集などは基本的にひとつにしぼるとよいでしょう。

たくさんの教材を使用するよりも、ひとつの教材を何度も読み返したり、使いこなしたりした方が深い知識を得ることができます

時間を活用する

勉強時間は隙間時間も利用できます。たとえば、お風呂に入っているときや電車に乗っているときなど、隙間時間を利用していつでも復習できます。入浴前にテキストを見直しお風呂で整理する、電車で携帯を見ながら過去問を解くといったことで机に向かっている時間以外でも学習に活用できます。

 

今回は、司法書士試験を受験する具体的な流れと、受かるための勉強時間を解説しました。昔に比べると司法試験は合格しやすくなっているとはいえ、短期合格は簡単なものではありません。強い意思と学習方法をしっかりと身に着け合格を目指しましょう。司法試験を受験したいと考えている方は参考にしてみてください。

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