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司法書士予備校は通学制と通信制どちらを選ぶべき?双方の特徴を掴もう!

公開日:2021/12/15  最終更新日:2022/09/16

司法書士になるためには司法書士試験に合格する必要がありますが、司法書士試験は国家試験の中でも難関といわれており、予備校に通いながら数年かけて勉強して合格を目指すのが一般的です。予備校には大きく分けて通学制と通信制の2種類があります。今回は、それぞれの特徴をメリットとデメリットに分けて解説します。

通学制の司法書士予備校を選ぶメリット

まずは通学制の司法書士予備校を選ぶメリットをみていきましょう。

同じ目標に向かって勉強に励む仲間がいる

通学制の予備校では、大学と同じように教室内に数十人の生徒が着席し、講師から授業を受ける形式がほとんどです。司法書士という同じ目標に向かっている生徒たちはライバルともいえますが、やはり心強い存在でもあります。

家で孤独に勉強するのとは違ってやる気を刺激されますし、モチベーションの維持にもつながります。時には悩みを分かち合ったりすることもできるでしょう。

司法書士試験に合格するためには何年も地道に勉強する必要があります。1人で乗り切るのは辛いものですが、同じ道を歩く仲間がいれば頑張れることもあります。

レスポンスが早い

授業を受けていてわからないことがあればその場ですぐに講師に聞くことができ、何か不安に思うことがあれば予備校の窓口にすぐ相談できます。通信制にはないレスポンスの早さが魅力です。

カリキュラムが組まれているので安心感がある

自分自身で勉強時間を決めたりするのではなく、設定された授業のカリキュラムがあるため、「効率よく合格に向かっている」という実感と安心感を得ることができます。

予備校の授業は、司法書士試験合格のための最短ルートをあらかじめ用意してくれているようなものなので、独学と違い、「合格までにどの程度のレベルまで達しなければならないのか?」「今どのくらいまで目標に近づいているのか?」という不安に駆られることが比較的少なく、合格までの全体的な見通しが立てやすくなっているのがメリットです。

通学制の司法書士予備校を選ぶデメリット

メリットがあればデメリットもつきものです。通学制だからこそのデメリットは主に3つ考えられます。

つい遊んでしまう人には不向き

共に学ぶ仲間がいるのは心強いですが、意思が強くない人同士が友達になるとついつい自分を甘やかして遊んでしまう心配があります。司法書士だけではなく、難関な試験に挑むには自分自身を律せる強さが必要です。それがない人には、予備校が勉強以外のことへの誘惑の窓口になってしまうこともあるので注意が必要です。

通学に手間がかかる

自宅の近くに運よく司法書士の予備校があればいいですが、地方では予備校までの距離が遠く、通学に時間がかかることも多いため、その分余計な時間を取られてしまうことになります。

自宅と予備校の往復に1時間かかったとして、仮に月に20日通学すれば20時間です。年単位で考えるとさらに膨大な時間になります。

また、社会人として働きながら司法書士を目指す場合、通学制の予備校に通うには時間的に厳しく、予備校のために仕事を制限しなければならないこともあります。

それだけの手間や時間を費やしてまで通学すべきなのかどうかはその人の考え方によりますが、やはり貴重な勉強時間を削っていると考えるとデメリットと言わざるを得ません。

費用が高い

予備校によって差がありますが、どの予備校も概ね通学制のほうが通信制よりも学費が高く設定されている傾向にあります。なるべく費用を抑えて合格を目指したいという人にとっては大きな問題です。

通信制の司法書士予備校を選ぶメリット

では次に、通信制の司法書士予備校のメリットはどんなものがあるでしょうか。

自分の好きな時に勉強できる

通信制の魅力はなんといっても自分のスケジュールに合わせて勉強を進められることです。大学とのダブルスクールをする大学生や、仕事をしながら合格を目指す社会人とって、時間の融通が利くことは大きなメリットになります。空き時間を有効活用できることから、効率的に勉強したい人には通信制の予備校はぴったりです。

通学せずに済む

通学にかかる手間や時間を削りたいという人にも通信制の予備校は向いています。大人数で教室に集まったり、人と対面で会話をしたりすることなく、すべてリモートで完結できるので、感染対策としては完璧といえます。

通信制の司法書士予備校を選ぶデメリット

オンラインで勉強が可能であることは昨今注目が高まっている方法でもありますが、デメリットも確認しながら検討しましょう。

モチベーションの維持が大変

通学制と違い、通信制は誰かと競い合うという感覚が少なく、リアルに周りとの差を感じて焦るという機会もないため、モチベーションの維持が問題となってきます。

自分でスケジュール管理し、1日にどれくらい勉強するかを決め、その通りに遂行できるならばそれに越したことはありませんが、やはり常にストイックでいることは難しいですし、自分で自分のやる気を鼓舞し続けるにはかなりの精神力が必要です。

サポート面で通学制に劣ることも

実際に予備校に通うわけではないので、何かサポートを必要としたときに直接誰かに聞くということができず問題解決に時間がかかることもあります。

そういった面も考慮してさまざまなサポート制度を取り入れている通信制予備校もありますが、通学制のようにわからないことがあったときに直接すぐ聞けるという環境とは少し違うため、その点は心づもりが必要です。

 

司法書士を目指すために予備校を利用する時には、通信制と通学制から選ぶ必要があります。そして、それによって合格までにかかる時間や手間も変わってきます。

自分の性格や現在の生活、住んでいる場所、意志の強さなど、人によってどういった勉強方法が向いているのかはまったく異なりますので、それぞれのメリットとデメリットをよく理解し、自分に合った予備校やカリキュラムを探すことが大切です。

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