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司法書士が自宅で開業するにはどうすればいいの?

公開日:2023/04/15  最終更新日:2023/02/20


自宅で開業する司法書士が一定数存在します。開業直後は顧客の数が少ないので、できる限り無駄な出費を抑えて営業したいものです。そのために自宅で開業することはおすすめです。ただし、仕事とプライベートの境界が曖昧になることや、セキュリティ面での不安はあります。自分に向いていれば始めてみましょう。

司法書士が自宅開業するメリット

司法書士が自宅で開業するメリットはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、メリットを4つ紹介します。

通勤する必要が無い

交通費と通勤のための時間を節約できます。そのぶん、お金と時間をほかのことに使用できるので、生活にゆとりが持てるでしょう。

テナント料を削減できる

テナントを借りるときは家賃の数倍の費用を最初に支払う必要があります。また、毎月テナント料が発生するので資金に余裕が無いと苦しいでしょう。テナントを借りた場合は、テーブルや椅子などの備品も用意しなければいけないので、それらの費用も削減できます。

家事や育児などと両立しやすい

自宅で仕事できるので、小さい子どもがいても保育園などに預けて仕事する必要がありません。子どもの近くで仕事できるので安心です。また、仕事量をセーブすることも可能です。

顧客のプライバシーに配慮できる

知り合いに司法書士の事務所を訪れているところを見られたくない顧客もいるでしょう。自宅であれば、ほかの人から悟られにくくなります。

司法書士が自宅開業するデメリット

司法書士が自宅で開業することは、大きな魅力もありますが、実はデメリットも多くあります。ここでは、自宅開業時に注意しておきたいポイントを4つ紹介します。

新規顧客を獲得するときに苦戦しやすい

テナントを借りていないので、新規顧客は訪問しにくい特性があります。テナントであれば来館しやすいですが、いきなり自宅に足を運ぶのは困惑するでしょう。そのため、既存顧客から紹介してもらうようにすると良いでしょう。

また、ホームページを外部委託してきちんと作成するようにします。すべてにおいて経費削減するのではなく、お金をかけるところはかけるようにしましょう。

仕事とプライベートの境界をつけにくい

オンとオフの境界をつけにくくなります。自宅で仕事も生活もしているので、なんとなく仕事の延長線上に生活があるようになるでしょう。その感覚が好きな人もいれば、オンとオフをはっきり区別したい人もいます。自分に合った方法を選択しましょう。

住所を知られてしまう

男性女性問わず、顧客やホームページを閲覧した人に住所が知られてしまうのでリスクがあります。顧客との距離を上手に取りましょう。また、顧客が近傍に住んでいる場合は、スーパーや商業施設などで鉢合わせることも考えられます。そのため、オフの期間も気を抜けないということになりかねません。

セキュリティが低い

テナントで営業していれば、万が一のときは警備会社が駆けつけてくれるようになっていますが、自宅で仕事をする場合は、自分で警備会社と契約しない限り、そのようなサービスはありません。顧客の個人情報などを多数扱う仕事なので、万が一のときに不安があります。

また、家族と同居している場合は、仕事で得た情報が家族に筒抜けになってしまうことも考えられるため、仕事するための部屋を設けるなどの工夫が必要です。

自宅開業に向いている人の特徴とは

3つの特徴を紹介します。自宅で開業することを苦痛に感じない人におすすめです。

気分転換が得意な人

自宅に顧客を招き入れることになるので、自宅にいるのに緊張してしまうことも考えられます。外回りの仕事もありますが、1日のほとんどを自宅で過ごすこともあるので、上手に気分転換できる人に向いているでしょう。

タスク管理能力が高い人

スケジュールをこなすだけではなく、いつまでに何を実行しなければいけないのか自分で管理できる人に向いています。自宅は生活する場所でもあるので誘惑がたくさんありますが、それに目もくれず仕事できる人におすすめです。

営業能力に自信がある人

テナントで営業している司法書士よりも社会的な信用が得られにくいデメリットがありますが、長い期間地元で生活している人や、近所付き合いが良好な人であれば問題ないと思われます。近所の人に営業を依頼することもできるからです。

自宅開業をする前にチェックしたいポイント

顧客が気軽に足を運べるような場所で開業しましょう。

物件の構造

マンションであれば1階がおすすめです。それ以上の階であればエレベーターがあると便利でしょう。また、外観はある程度綺麗なほうが望ましいです。トイレと浴室はセパレートしている物件にします。そして、寝室やキッチンなどはできる限り顧客の目に触れないようにします。

アクセスの良さ

できる限り駅やバス停などから近い場所にしましょう。そのぶん賃料はかかってしまいますが、顧客は少しでも遠いと感じるとほかの事務所に足を運ぶようになります。

まとめ

士業の場合はバーチャルオフィスを借りられないので、自宅で開業する場合は住所が知られてしまいます。そのため、顧客と上手に関係を構築していきましょう。また、誰でも自宅で開業できますが、向いている人とそうではない人がいます。そのような場合は、テナントを借りて事務所を作る方法を選択するか、コワーキングスペースやカフェなどでデスクワークを行うなどして、上手に仕事と生活のリズムを整えるようにしてください。

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