司法書士予備校に通うメリットとは?デメリットもあらかじめ知っておこう!
独学での司法書士合格は難しいものです。一説によると、独学で一発合格を果たせた方は、10万人に1人だとか。ほぼすべての受験生が予備校を利用することになります。そして難しいのが司予備校選びなのですが、通信講座を選ぶのがおすすめです。理由について予備校のメリット・デメリットを見ながら考えていきましょう。
司法書士予備校に通うメリット
司法書士は数ある資格の中でも、難関と呼ばれています。どの程度難しいかというと、合格するのに必要な勉強時間は、法律にまったく知識がない方で3,000時間だとか。合格に必要な科目は「民法」「不動産登記法」「商法会計法」「商業登記法」の主要4科目に「民事訴訟法」など7科目を加えた11科目と膨大で、3,000時間ならまだ短い方といえるほどです。
■効率よく合格が目指せる
司法書士予備校に通うメリットは、たとえば3,000時間での合格が狙えるところです。用意されているカリキュラムは効率を考えて組まれていますから、それに従って勉強していけば最短時間での合格が狙えるでしょう。また司法書士予備校は、合格への道筋を用意しているので、それに沿って勉強を積み重ねればよいのです。独学で合格を目指すことはガイドラインも何もなしで目標をクリアすることと同じなので、難しさがうかがえるかと思います。
■独学よりも理解しやすい
司法書士予備校に通わないならば、市販のテキストを購入するなど独学で合格を目指すことになりますが、一般に授業のほうがテキストよりも理解しやすいのもメリットです。とくに初めて法律を学ぶ方なら、要点などをわかりやすく伝えてくれる授業を受けるメリットは、より大きいといえそうです。
■最新の事情を教えてもらえる
毎年改正が行われる法律は不変ではありませんし、司法書士試験の試験制度自体も変更が加えられます。司法書士予備校に通うなら、最新の事情に合わせた授業を受けることができますから、ご自身で情報を集める必要がありません。合格に向けてのテクニック的なものも、身につけることもできるでしょう。
■モチベーションが下がりにくい
たとえば1年間で3,000時間を学習するとして、その期間、モチベーションを維持することは予想以上に大変です。しかし司法書士予備校に通うなら、同じ授業を受けている方は皆、司法書士合格を目指す同志でありライバルですから、それだけでもやる気が湧くというものです。お互いに会話をすることで、よりモチベーションを高め、不安を和らげることもできるでしょう。
司法書士予備校に通うデメリット
メリットが多い司法書士予備校ですが、デメリットがまったくないわけではありません。とくに法学部を卒業しているなど、法律に対してある程度の知識を持っている方なら「こんな基礎的なことから学習しなければならないのか?」など初期の授業でガッカリしてしまい、勉強に身に入らなくなったりすることもあります。
■独学よりもコストがかかる
最大のデメリットは、コストがかかることでしょう。学校によって上下しますが、10〜50万円は覚悟しなければなりません。一方、独学ならばコストは0円〜なのですが、最低でもテキスト代は必要ですから、7万円くらいは覚悟しなければならないでしょう。費用が安い司法書士予備校なら、テキスト+アルファの料金で受講できますから、コスト=デメリットとはいい難いです。
■時間に縛られてしまう
授業のスケジュールに、合わせなければならないのが司法書士予備校です。現在、仕事を持っているなど、時間的な制約が大きな方にとって、時間に縛られることは大きなデメリットです。また予備校まで距離があるなど、勉強以外に時間を取られてしまうのもデメリットといえるでしょう。
■授業に合う・合わないがある
冒頭の例ではありませんが、授業が合う・合わないは重要です。すべてご自身で計画したいという方なら、司法書士予備校の授業のやらされている感が好きではないと思うかもしれません。
司法書士予備校はどう選ぶ?
どれだけ予備校に依存したいかによって、おすすめの司法書士予備校の選び方は変わります。独学での合格も視野に入れているなら、テキスト代プラスアルファで受講できるところを選べばよいのでしょうし、しっかりしたケアが必要なら、コストがかかっても実績が豊富な大手を選べばよいでしょう。加えてコストの高低に関わらず、おすすめしたいポイントが一つあります。
■通信講座が充実しているところを選ぶ
通信講座のよいところは、時間に縛られることなく受講できること。無料の体験授業を用意しているところも多いので、授業が合う・合わないの判断もしやすいメリットもあるのです。とくに社会人を続けながら合格を目指しているなら、通信講座はベストの選択といえるでしょう。
司法書士予備校に通うデメリットの多くを解決してくれるのが通信講座。他の受講生の様子がわからない不安さこそありますが、近年ではSNS上に司法書士合格を目指すコミュニティがあります。利用することで、不安も解消されることでしょう。後はこのサイトにあるそれぞれの特徴や、Web上に豊富にある口コミを頼りに、司法書士予備校を探してみましょう。