大学在学中に司法書士資格を取得するメリットとは?
現在、大学に通っている最中という方の中には、資格の取得について興味を抱いている方も多いことでしょう。今回はその中でも、司法書士資格の取得を目指す方のための記事となります。大学在学中に司法書士資格を取得するメリットから、試験の対策と学校生活を両立させるために必要なことまで解説をしていくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
司法書士資格は大学生でも取得可能?
司法書士資格は、取得が大変難しい法律系資格として知られています。受験者も多く、人気の国家資格です。受験をするにあたっての資格は設けられていないので、どんな人でも、どんなタイミングからでも、取得を目指すことはできます。
大学生でももちろん、資格の取得を目指すことは可能です。司法書士の資格をもつ大学生は大変希少な存在になりますから、就職活動においても有利に働いてくれることでしょう。「アピールポイントになる資格の取得を目指したい!」「一生にわたって活きる資格が欲しい!」などの希望を抱いている大学生には、取得もとくにおすすめといえます。
ただし、就職活動に活かしたいと考えている方は、勉強を始める時期にも気をつけておきましょう。司法書士の国家試験は年に一度、実施されます。7月に筆記試験、10月に口述試験があり、11月に結果が発表されるので、就職活動でアピールポイントとするためには3年生のうちに取得をしておかなければなりません。司法書士資格は難関で、早くても1年近くは勉強する必要が出てくるので、興味をもっているのであれば1日でも早く行動に移し始めてみてください。
大学在学中に司法書士資格を取得するメリット
大学生が在学中に司法書士資格を取得することには多くのメリットが存在します。次に、そのメリットについて詳しくみていくことにいたしましょう。
まずは何といっても、就職活動において有利になることが挙げられます。能力の高さや熱心に取り組む姿勢をアピールできるうえ、面接を担当する人の印象にも残りやすくなることが期待できるでしょう。もちろん、卒業後の選択肢についても広げることができます。司法書士として働くほかにも、企業の法務部などで活躍することもできるので、大手といわれるような企業への就職を考えることも充分にできるでしょう。金融や不動産、ハウスメーカーなども活躍できる就職先として挙げられます。
また、将来的に転職をするとなったときにも、司法書士資格は有効に働いてくれることが予想されます。すでに難関資格を有しているわけですから、転職をするために資格取得を目指すといったことも必要ありません。資格取得のための勉強と仕事を両立させることには厳しさもありますから、この点はメリットとして認識しておいてもいいでしょう。
さらに、短期合格を狙えるというのもうれしいポイントとなっています。司法書士試験に合格するためには、頭に入れておかなければならない知識がたくさんありますが、若いうちに取り組み始めれば記憶力の面で効果的であるといえます。仕事をしているほかの受験者と比べると、勉強時間の確保という観点からしても有利といえるでしょう。大学には図書館などもあるので、勉強をする環境にも期待ができます。
また、大学受験からまだあまり時間も経過していないので、学習スタイルを早めに確立できる方も多いことでしょう。ぜひ、勉強のコツや感覚が残っている状態で始めて、短期合格を目指してみてください。
司法書士試験対策と学校生活を両立させるためには?
司法書士試験に合格するためにはたくさん勉強することが必要になりますから、学校生活と両立させることは、もちろん簡単ではありません。両立のためには、以下のようなポイントも押さえて取り組んでいきましょう。
まず、しっかりとスケジュール管理をすることは意識してください。資格取得のための勉強をする時間を、定期的に確保しておくのです。長続きをさせるためには、無理なスケジュールを組まないことも大切ですよ。
次に、長期休暇などを活用して勉強することも意識しておくといいでしょう。集中して勉強をできるので、勉強を始める時期としてもおすすめです。さらに、予備校を利用すれば、効率的な学習が可能になります。予備校には無駄のないカリキュラムが用意されているので、独学で試行錯誤する時間を減らし、学校生活との両立も容易に進められるようになる可能性が高いです。大学での勉強がおろそかになってしまっては本末転倒ですからね。独学ではわからないところを質問することもできませんし、試験の情報なども自分で収集する必要が出てくるので、予備校を利用することもぜひ積極的に考えてみてください。
まとめ
大学在学中に司法書士資格取得を目指すことには、メリットがたくさんあります。興味を抱いている方はぜひ、積極的に検討もしてみてください。勉強をする際には、学校生活との両立について、本記事が参考になれば幸いです。司法書士資格を取得するためには、予備校やオンライン講座などもさまざまに存在しているので「独学で続けていくのはちょっと厳しい!」と感じられる方は、そちらの利用も合わせて検討してみるといいでしょう。