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司法書士に向いているのはどんな人?自分の適性を見極めよう!

公開日:2021/08/01  最終更新日:2022/09/16

法律の専門家の中でも、比較的私たちの生活に身近な存在の司法書士。住宅購入や相続の際にお世話になった人もいるのではないかと思います。ところで、司法書士は実際にはどのような業務を行っているのでしょうか。今回の記事では、司法書士の詳しい仕事内容や働き方、司法書士になるのに向いている人や向いていない人について解説します。

司法書士とはどのような職業?

司法書士の仕事にはさまざまなものがあります。代表的なものは不動産を売買する際の登記手続や成年後見、相続、債務に関する手続きなどで、法律に関する専門家の中では私たちの生活に深く関わりがあり、身近な存在であるといわれています。

法的手続きや、手続きに関する書類の処理は難解なことも多く、素人が12日で簡単に処理できるものではありません。司法書士は、それらの業務を代理で行い、法務局・裁判所・検察庁などへ提出する書類を作成します。また、専門家の立場から的確なアドバイスをすることで、私たちの暮らしをサポートしてくれています。

なお、司法書士と弁護士の業務は混同されがちですが、司法書士と弁護士では扱える業務の範囲に違いがあります。弁護士は法律全般に関するほぼすべての業務に携わることができる専門家ですが、司法書士が携わるのはその中でも一部の業務や書類作成のみです。

とはいえ、最近では外国人の雇用の増加から、司法書士の業務内容も国際化が進み、求められる知識にもより一層の厚みが出てくるといわれています。

また、昔と今では家族の関わり方にも大きな変化が生じているため、相続に関しても今後は多様化が進む見通しです。そのため、弁護士と同じく司法書士もその時代や情勢に合わせて柔軟な対応が求められる職業です。

司法書士に向いている人の特徴

では、どのような人が司法書士に向いているのでしょうか。

責任感がある人

司法書士が扱うのはいずれも重要な手続きばかりで、失敗が許されません。依頼された業務に対して、いつでも責任を持って取り組む人が求められます。

正確な仕事ができる人

責任感と同じくらい重要なのが、いかに正確に業務を処理できる人かということです。法的書類や手続きには期日があり、万が一遅れるとクライアントにも提出先の機関にも多大な迷惑がかかってしまいます。

相続や債務など、その人の人生にも大きく影響を与えかねない業務の性質上、正確さは欠かせません。少々几帳面すぎるくらいの性格のほうが司法書士には向いています。

人とコミュニケーションを取るのが得意な人

司法書士といえども、常に机に向かって書類を書いているだけの職業ではありません。クライアントとの打ち合わせで円滑なコミュニケーションを取る必要があるうえ、司法書士事務所に所属して働くのであれば同僚や上司と協力して業務を行うこともあるため、内でも外でもコミュニケーション能力が求められます

人と関わることが案外多い職業なのです。さまざまな機関の担当者と渡り合わなくてはならないため、その時々の状況によって適切な対応が求められます。

司法書士に向いてないのはこんな人!

では逆に、どのような人が司法書士に向いていないのでしょうか。

たくさんの人と関わるのが苦手な人

前述したとおり、司法書士の業務の特性上、さまざまな人と関わり合っていかなければなりません。あまり人と積極的に関わりたくない人、1人で黙々と仕事がしたい人、コミュニケーションを取るのが苦手な人には不向きといえます。また、基本的に司法書士の業務は「誰かのために」行うものです。人と関わることが苦手ではやりがいの面でも不安があります。

期日や時間にルーズな人

司法書士の仕事には期日が付き物です。また、関係機関の担当者やクライアントと直接会って打ち合わせすることも多いため、時間にも正確でなくては良好な関係が築けません。

重要な法的手続きをお願いしようと思っている司法書士が打ち合わせに遅刻してきたり、頼んでいた書類が期日までに用意できていなかったりすれば、当然「この人に任せていいのだろうか」と不安になりますよね。

もちろん司法書士以外の職業でも、社会人として最低限のマナーなので時間も期日も守られるべきですが、扱うものの重要性から、期日や時間にルーズな人はとくに司法書士には不向きです。

向上心のない人

司法書士に求められる知識や業務は年々変化を重ねています。社会情勢を鑑みて、今どのような人がどのような困ったことを抱えているのか知って理解する必要があるうえ、毎回同じ種類の書類だけを書いて手続きしていればいいというものではありません。

常に時代を読み取り、法律の専門家であるという自負を持って積極的に新しい知識を取り入れていこうとする向上心が求められます。

まとめ

司法書士の具体的な業務や性格的な向き不向きについて理解できたでしょうか。司法書士というと堅苦しく真面目なイメージを持ちがちですが、案外コミュニケーション能力も求められます。誰かの力になりたいという優しさや、専門知識を生かして困っている人を助けたいという思いやりの心も必要で、意外と人間的なあたたかみもある職業です。司法書士を目指す際には、その点も考慮してみてください。

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